研究員のひとりごと

にわかな邦ロックファンが自分の思いのたけを吐き出す場所

無観客ライブって結局どうなの?

無観客ライブって何だ!

無観客なのにライブって何だ!

 

と思っていた俺は昨年5月、感覚ピエロの無観客ワンマンライブのチケットを買った。

自粛も秋には終わるやろと思ってたから、その感想とか無観客ライブについては書かなかったのにコロナウイルスめ。

駆逐してやる……!一匹残らず……!

 

ということでまだ続きそうなこのライブ自粛期間。

今日は「無観客ライブってぶっちゃけ金出してみる必要ある?」って観点から話そうかなと思います。

 

ぶっちゃけ無観客もそれなりに楽しい

 

まあ見出しの通りなんだけど、意外と楽しかった。

コールのところも普通に客席側(画面越しだけど)に振ってくれるし、

演者側は普通のライブとほぼ同じって感じ。

 

じゃあ何が問題やねん、ってことなんだけど、

「俺たち側が満足しきれない」

この1点に限る。

 

家だと大声出したり、思いっきりヘドバンしたり、

ましてモッシュピットに入ったりはできないわけじゃん。

 

はい、ヘドバンくらい出来るだろって思ったそこの君。

部屋の真ん中で爆音聞きながら1人でやってみて。

 

……ね?きつくない?

あれって目の前で演奏してる人がいて、低音に体が揺さぶられてて、

ほんで周りのみんなが頭振ってるからできることだってこの自粛期間で気づいた。

1人で思いっきりヘドバンしてみたときの虚無感といったら無い。

 

ということで結論としては、楽しいけど満足感が足りない。

これに尽きる。

 

もちろん個人差はある

 

これは俺が普段、ライブ行ったらノリノリで踊って、

ヘドバンしたりモッシュピットに入ったりするタイプのファンだから感じた物足りなさなんだと思う。

 

例えば横揺れ系のバンドが好きだって人、

あるいは普段から静かに音楽を楽しみたい、前でよく見たいけど頭振ってる怖い人たちがいるからなかなか前に行けないって人は

この無観客ライブはすごくいい機会なのかもしれない。

 

そもそも前方は「リズムに合わせて体を激しく動かすタイプの人たち専用」みたいになっちゃってるの、ちょっと考え直すべき文化だと思うんだよね。

ちゃんと近くで見たいのに、「ヘドバンしないやつは前来るな」みたいな雰囲気あって行けない人も多いだろうし。

 

そのバンドのライブ初めてですって人や、そもそもライブハウス初心者ですって人の

入り口としては、すごくいいんじゃないかなと思う。

 

結論:お金を落とそう

 

ライブができない期間はそれなりにバンド側も苦しい。

小さい箱借りて、そのキャパの2倍の動員があればきっと現地のライブより儲かるはずだ。

 

正直物足りなさはある。

感エロのライブ初めてだったので、初ライブは現地で体動かしたかった欲もすごい。

でもその分演者の表情もよく見えたし、音質もすごく良くて十分楽しめた。

それに自分のチケット代が少しでもバンドの役に立てば、それだけでチケットを買うメリットになるんじゃないか。

 

日頃音楽に助けてもらっている身として、少しでも音楽を支えられたらと、そう思う。

まあコロナウイルスは許さねぇけどな!!!!!