ライブハウスに行こう ~初心者向けライブ準備講座~
ライブに行きたい!
でもライブハウスは怖い!
邦ロックにハマったけど、そう思ってなかなかライブに行けない人は多いんじゃないだろうか。
俺が好きなPENGUIN RESEARCHもライブハウスでのライブが中心。というかTHE ORAL CIGARETTESみたいな有名なバンドですら、ライブハウスでやることも多い。せっかく好きになったのに、怖くてライブに行けないんじゃ勿体ない。
今は自粛期間でライブも少ないけど、きっと1年くらいすればこういうライブもまた増えてくると思う。自粛期間をきっかけに初めて知ったバンドのライブに行ってみたい!と思っている人も多いんじゃないだろうか。
そこで初心者向けに、オールスタンディングライブでの心構えや準備を書いていこうと思う。
1.服装編
まずは服装から。
基本的には動きやすい&身軽な服装がマスト。
洋服
・Tシャツ
・ジーンズなど動きやすいズボン
・(寒いときは)パーカーなど羽織れるもの
ライブTシャツが物販で売っていればそれを、もしそういうものが無いor購入しない場合は、薄くて動きやすいシャツにしよう。
フリルやリボンなど、引っ掛かりやすい装飾が付いた服はNG
またボトムスはぜひズボンを。
スカートを履きたいという方もいるだろうけど、踏まれたり引っ掛かったりとトラブルの元に。
それに言いたくないがライブハウスは人が密集する。
しかも男女関係なく。
ホント控えめに言ってこういうゴミくずは爆発四散してほしいが、痴漢に遭うなんてことも考えられる。
出来ればリスクは最小限に。
それと多分冬場でもライブハウスは暑くなるから、半そでのTシャツでも十分過ごせる。
ただ外での待機は当然寒いから、その時用にパーカーなどを持っていくのはあり。
髪型
男女関係なく髪の長い人は下の方でまとめるようにしよう。
上でお団子にするなどの髪は、後ろの人の迷惑になる。またヘドバンして頭を振る時も、下の方でまとまっていた方が他の人とトラブルになりにくい。
靴
〇NGなもの→ヒール・あまりにも厚い厚底・サンダル
上に挙げたものはいずれも怪我しやすいもの。
人が密集すれば当然踏まれることもあるし、踏んでしまうこともある。
もし踏まれたときサンダルだったら、もし踏んだ側がヒールだったら……寒気がする。
背が低くて見えない、という人はバランスを崩さない程度の厚底を。それからこれは後述するけど、場所も一段上がった高いところを取ることをお勧めする。
2.持ち物編
次に持ち物を。これも出来れば最小限にしよう。
・小さいバッグ
両手が空くウェストポーチやショルダーバッグなどがおすすめ。俺はGUのウェストポーチを使ってる(多分1500円くらい)。
・チケット
これ大事。マジで大事。
・スマホ
・小銭入れ
カバンが小さいから財布も小さくっていうのと、スリ対策。いつも持ち歩くカードや保険証なんかは持たずに、ドリンク代+αくらいのお金だけ持つのがおすすめ。
最低限必要なのは上の4つ。これに加えてラバーバンドとか、目薬とか、個人で必要なものを足して持っていくようにしてね。
3.ライブハウスでの流れ
ここでは実際にライブハウスに入るところの流れを紹介しよう。
①持ち物を預ける
基本的に小さなバッグ一つで入ることになる。その他の荷物や(冬場なら)コート類は事前に周辺のロッカーに預けよう。会場によってはクローク(500円~1000円程度で出し入れ自由の荷物預かりサービス)もある。活用しよう。
※会場備え付けのロッカーもあるが、入場後しか使えないときも多い&サイズが小さいわりに高い&盗難事件が発生することがある。出来れば周辺のコインロッカーを使用することをおすすめする。
ちなみにZepp Tokyoは盗難が多いことで有名
②集合時間を確認する
整理番号によって集合時間が決まっているときがある。事前に確認しよう。
特に指示が無ければ開場時間に合わせて集まれば大丈夫。
③整理番号順に入場する
時間になったら順番に番号が呼ばれる。最初は一人ずつ、そのあとは5人、10人と段々単位が大きくなる(例:「1番、2番、3番……20番、25番……100番、110番」)。
たいていチケットを一度確認されるので、準備しておこう。
④チケットを見せる、ドリンク代を払う
どこのライブハウスも大体1ドリンク制になっている(そうじゃないと営業できない)。500円か600円のことが多いので、事前に小銭を用意しておくとスムーズ。
ワンドリンク500円って高いよなあ…
(⑤ドリンクを交換)
括弧で書いたのは、人によってはドリンクを終演後に交換するから。
というか俺は終演後交換派。
整番がいいから早く場所を取りたい、ドリンクがカップだから先に交換すると邪魔、っていう人は終演後の交換がおすすめ。ただそう考える人も多くて、終演後はめちゃくちゃ混む。ビッグサンダーマウンテンかってくらい混む。並びたくない人はさっと交換しちゃうのがベスト。
ちなみにZeppはソフトドリンクはペットボトルでくれるし、ペットボトルホルダーまでつけてくれる。しゅごい。
それ以外は大体カップだから先にもらうと邪魔。あとお酒もたいていカップ。
こんなん持って遊べねえよアホか、って毎回思う。
⑥場所取り
最初はあまり前に行かない方がいい。初ライブの思い出がもみくちゃにされて大して見えないまま120分、挙句怪我したなんて最悪だし。
バンドによってはモッシュ(おしくらまんじゅう的なやつ)とかダイブ(人の上を人が転がるやつ)があることもある。
外から見て自分も入れそうと思ったら入るようにしよう。
そのつもりがないのに巻き込まれたときの絶望感と言ったら半端ない。
あと大きいライブハウスだとフロアが2段になっていることが多い。
背の低い人は後ろの段の上に入ると、少し遠いけど全く見えないなんてことは無くなる。
⑦楽しめ
ファイト!
4.楽しみ方編
雑に楽しめって書いてあるけどわかんねえよ、って方々は……いるかな?
まあ書いていこう。
全体的な話
基本的に自分のやりたいようにやれば大丈夫。
不安な人は周りを見て真似しよう。
リズムに合わせて手を前後に振ったり、ボーカルの動きに合わせて左右に振ったり、あるいはヘドバンしたり。
ちなみにヘドバンっていうのはこういうやつ。
もちろんヘドバンが苦手な人や、
モッシュとかしたくないし手も振りたくない、自分は壁際で静かに聞きたいんだ!って人も大丈夫。
前方はヘドバン好き!モッシュ好き!ダイブもカモン!って人が多いから、
そういうものを避けたい人は壁際や後ろに入ると比較的静かに見られるよ。
PENGUIN RESEARCHの場合
ヘドバンは多いけどダイブはほぼ見たことない。
それからモッシュは、モッシュというより前方(大体目視で5列目以降くらい)に人が密集しておしくらまんじゅう状態になるという方が正しい。ライブハウスに来慣れたファンが多いわけじゃないから、前で見たい!って人が多いんだと思う。
最前の方に入ってるファンの人はほぼ毎回顔ぶれが一緒だから、むしろ一番前の方が安定してる
Survive Said The Prophetの場合
ダイブ多め。後はサークル(人がドーナツみたいな形でぐるぐる走るやつ)が起きることもよくある。
ちなみに前の方のお客さんの所にボーカルがダイブしてくる。ハチャメチャすぎて楽しい。
慣れるまで初心者は後ろで見ましょう。
上の2バンドについては、楽曲紹介も兼ねた「これ知っておくとライブ楽しめるよ!」って内容の記事を出そうと思うのでご期待くださいませ。
5.まとめ
いろいろ書いたけど、ライブハウスはお客さんが自分の好きなように楽しむのが醍醐味。
他の人に迷惑をかけない限り、何をしても、どんな楽しみ方をしようとその人の自由!
ぜひたくさんライブに行って、自分なりの楽しみ方を見つけて欲しい。